感情の22段階とは、エイブラハム(エスター・ヒックスさん)の教えに出てくる「感情のスケール」のことです。
人の感情を、いちばん上の「喜び・感謝・愛」から、いちばん下の「恐れ・絶望・無力感」まで、22の段階に並べたものなんです。
引き寄せの法則を学んでいると、どこかで一度は目にする表ではないでしょうか。
ただ、この表を見て、こんなふうに感じた方もいるかもしれません。
- 「自分は下のほうの感情ばかりだ」
- 「いつも上のほうにいられない自分は、引き寄せに向いていないのかな」
ぼくも、引き寄せの法則に挑戦しては挫折する「引き寄せ難民」でした。
その経験から今思うのは、この表は自分を採点するためのものではなく、「今どこにいるか」を知るための地図だということです。
今回は、感情の22段階がどんなものなのかと、ぼくなりの見方をお伝えしたいと思います。
🔍 感情の22段階とは?エイブラハムの「感情のスケール」
まずは、元になっている本から見ていきます。

感情の22段階は、エスター・ヒックスさんとジェリー・ヒックスさんの著書『Ask and It Is Given』(Hay House、2004年)がもとになっています。
この本には「The Different Degrees of Your Emotional Guidance Scale」(感情のスケールのさまざまな段階)という章があります。
日本語の本では、同じお二人の『新訳 願えば、かなうエイブラハムの教え』(ダイヤモンド社)に、「感情のスケール」という章があります。
英語圏で紹介されている一覧から
22段階の一覧は、英語圏のいくつかのサイトで紹介されています。
ぼくが見た2つのサイトの一覧で、言葉が一致しているところだけを抜き出すと、こうなります(日本語はぼくの訳です)。
| 段階 | 感情 |
|---|---|
| 1(いちばん上) | 喜び・感謝・愛 など |
| 14 | 心配 |
| 15 | 人を責める気持ち |
| 16 | 落胆 |
| 17 | 怒り |
| 22(いちばん下) | 恐れ・悲しみ・絶望・無力感 など |
参考:Pabau「Emotional Guidance Scale」、Jodie Cook「The Emotional Guidance Scale」(どちらも2026年10月確認)
あいだの段には、「希望」「退屈」「失望」「嫉妬」などが並んでいます。
ただ、段の言葉は紹介しているサイトによって少しずつ違うので、ここでは一致しているものだけにしました。
この表は何を表しているのか
日本語の本の目次には、「感情は引き寄せの作用点を示す指針」「感情を少しずつましな感情に移行させるために」といった言葉が並んでいます。
つまりエイブラハムの教えでは、感情は「今、自分が何を引き寄せているか」を教えてくれるメーターのようなもの、という位置づけなんです。
そして、そのメーターは一気に動かすものではなく、少しずつ動かしていくものとされています。
ここが、この表のいちばん大事なところだと、ぼくは思っています。
💡 よくある誤解:「上の感情はいい、下の感情は悪い」ではない
22段階の表を初めて見ると、どうしても「上が正解、下は不正解」という目で見てしまいます。
- 「怒ってる自分はアカンのかな」
- 「人を責めてばかりの自分は、波動が低いんだ」
でも、この表をよく見ると、ちょっと面白いことに気づきます。
17番目の「怒り」は、22番目の「無力感」よりも上にあるんです。
15番目の「人を責める気持ち」も、16番目の「落胆」より上です。
ふつうに考えたら、怒りや人を責める気持ちは「よくない感情」ですよね。
でも、「もうどうにもならない」とうずくまっている状態から、「なんでこうなるんだ!」と腹が立ってきたなら、表の上では一段上がっていることになります。
少なくとも、気持ちが外に向かって動き出しているわけです。
「現在地」がわからないと、道は選べない
ショッピングモールの案内板を思い浮かべてみてください。
行きたいお店がどこにあるかより先に、まず探すのは「現在地」の赤い印ですよね。
現在地がわからないまま歩き出すと、目的のお店とは反対の方向に進んでしまうこともあります。
感情の22段階も同じで、まずは「今、自分はこのへんにいるな」とわかることが出発点です。
赤い印が地図の端っこにあっても、それは「悪い場所」にいるわけではありません。
ただ、そこが今の現在地というだけなんです。
感情は「湧いてくる」もの
もうひとつ、ぼくが大事にしている考え方があります。
それは、感情は自分で「湧かせている」ものではなく、勝手に「湧いてくる」ものだということです。
怒りも、心配も、嫉妬も、出てこようと決めて出てくるわけではありません。
だとしたら、下のほうの感情が出てきたことを、自分のせいにして責める必要はないんじゃないかなと思うんです。
これは信じる・信じないの話にはなりますが、ぼくはこのように考えています。
(感情の発信源については、あすコロの記事でも書いていますので、よろしければご覧ください)
責めなくていいし、無理に上のほうの感情を演じなくてもいいんです。
(無理にポジティブにならなくていい話は、こちらの記事でも書いていますので、よろしければご覧ください)
🌱 地図で見ると、一気に「喜び」まで行かなくていいとわかる
感情の22段階を地図として見ると、もうひとつ見えてくることがあります。
それは、今いる段から、いちばん上まで一気にジャンプしなくていいということです。
22階建てのビルの、いちばん下の階にいるとします。
そこから屋上まで一気にジャンプしろと言われても、できるわけがありません。
でも、1つ上の階なら、階段を使って歩いて上がれます。
「いきなり喜べって言われても、どないせえっちゅうねん」という方こそ、この見方を知っておいてほしいんです。
不安から願っていた、20代後半のぼく
偉そうなことを言っているぼく自身、引き寄せではずいぶん遠回りをしてきました。
金融機関に勤めていた20代後半、ぼくが立てた人生の目標は「お金持ちになって豪遊してオーストラリアに永住する」でした。
当時は、引き寄せの法則の元祖と言われる『引き寄せの法則 エイブラハムとの対話』をはじめ、引き寄せの本を読み漁り、毎日「億万長者になった自分」をイメージしていました。
でも、金融機関で「リスク管理」ばかりやっていたころのぼくの頭の中は、「お金が足りなくなったらどうしよう」という不安でいっぱいでした。
管理職になって、それなりの収入を得ても、まったく幸せではありませんでした。
「何でやねん!ちゃんと引き寄せやってるのに!」
当時は、本気でそう思っていました。
今思えば、数字ばかり追いかけて、不安から願っていたんです。
(お金の願いでぼくがハマった落とし穴については、こちらの記事でも書いていますので、よろしければご覧ください)
表に当てはめてみると
たとえば、お金の不安でいっぱいの人がいたとします。
表で言えば、14番目の「心配」あたりが現在地かもしれません。
その人が、いきなりいちばん上の「喜び」を感じようとしても、「そんなん無理やろ」という声のほうが大きくなってしまうんじゃないでしょうか。
それよりも、心配よりほんの少しだけ軽い気持ちになれれば、それで一段前に進んでいます。
「まあ、さっきよりはマシやな」くらいで十分なんです。
具体的にどうやって一段ずつ上がっていくのか、という「上げ方」は、また別の機会にお話ししたいと思います。
🎯 GAMBOの17秒・68秒ワークと感情の22段階
ここまで読んで、「17秒・68秒ワークとどうつながるの?」と思った方もいるかもしれません。
17秒・68秒ワークも、感情の22段階と同じエイブラハムの教えがもとになっている方法です。
(17秒・68秒メソッドそのものについては、こちらの記事でも書いていますので、よろしければご覧ください)
感情の22段階を地図として見ると、17秒・68秒ワークでイメージする場面も、「一段上」でいいのではないかと思います。
今の自分が見て「ちょっといいな」「ちょっとホッとするな」と感じられる場面のほうが、17秒もイメージしやすいはずです。
(17秒が続かないときのコツは、こちらの記事でも書いていますので、よろしければご覧ください)
ということで、最後は自分のアプリの宣伝になってしまいますが、少しだけお付き合いください。
GAMBOは、引き寄せ難民として挫折を繰り返してきたぼく自身の経験から作った、願望実現サポートアプリです。
願いを叶えてくれる道具ではありません。
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📝 まとめ
まずは今日、「今の自分はこのへんだな」と、現在地を確かめるところから始めてみてください。
何かのお役に立てれば幸いです。
では、また。
- 📖 感情の22段階は、エイブラハムの『Ask and It Is Given』の「感情のスケール」がもとになっている
- 🔝 いちばん上は「喜び・感謝・愛」、いちばん下は「恐れ・絶望・無力感」
- 🗺 この表は自分を採点するものではなく、「今どこにいるか」を知るための地図
- 💢 「怒り」は「無力感」より上。よくないとされる感情でも、一段上がったサインになる
- 🌊 感情は勝手に湧いてくるもの。下のほうの感情が出ても、自分を責めなくていい
- 🪜 一気に「喜び」までジャンプしなくていい。「さっきよりマシ」で十分
- 🎯 17秒・68秒ワークでイメージする場面も、「今より少しだけいい」でいい
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